この週末も、菜々は静かに眠り続けていた。
もう、水分をほとんど摂らないので、オシッコも全くと言っていいほど出ないのだが、日曜日の夕方にゲージの中で菜々が必死に起き上がろうとしているのを見て、ぷあくんが慌ててトイレ介助したら、大量のオシッコをしてくれた。
ただそれだけのことが、涙が出るほど嬉しかった…
また、ひとつ不思議なことがあった😥
あれだけ酷かった口の腫瘍が目に見えて小さくなると共に、腫瘍から滲み出ていた膿が止まったのだ。
挙げ句の果て、膿が固まった塊がポロッと取れて、口元がずいぶんキレイになってしまったのである。
キレイになった口元…
取れた膿の塊…(汚いものを、スミマセン💦)
「もしかして、治ったのかな?」…などと、冗談を言えるくらい穏やかな週末だった。
そんな週末のひととき、ゴンチとぷあくんは菜々に寄り添いながら色々思い出話をしていたのだが、ふと目に入った記念の品で盛り上がった件をここに記しておきたい✒️
-菜々と六実の思い出のオルゴール-
平成28年7月。菜々&六実を連れて伊豆へ旅行をしたときに「伊豆オルゴール館」で手作りしたオルゴールがある。
伊豆オルゴール館ホームページ
https://www.izu.fm/
ここ「伊豆オルゴール館」には「オルゴール手作り体験コーナー」があって、ここでは購入した基本的なパーツに自由な飾り付けをして、オリジナル・オルゴールを作れるのだが、そこでゴンチとぷあくんが作った「菜々&六実オルゴール」がある。
NANAの文字と…
MUTSUMIの文字が入っている。
ものすごく素人感あふれるオルゴール💦
オルゴールの上にデコレーションした犬は、よくよく見るとパグではない感じがしなくもないが、ゴンチとぷあくんにすれば、大きい方が菜々、小さい方が六実で間違いないのであるっ😠⚡
で、このオルゴールの話題も上がったのをいいことに、病床の菜々さんの真横で申し訳ないが、在りし日の思い出に想いを馳せたく、今一度オルゴールを奏でてここに残す次第である😅
選曲はゴンチの一存なのはいうまでもない😅
ぷあくんが動画をユーチューブに投稿してブログに貼り付ける…などというコムズカシイことをするとは、とても考えられないことだが、愛娘との時間を何かしらの形で残そうと思い立てば、なんだって出来るようになるものだ。
オルゴールの凛とした音色が、セピア色に変りつつある日々を優しく思い起こさせてくれるのだった。
菜々は、今日も命をつなぎ止め、静かに呼吸をしている。
愛犬の命がある限り、飼い主のすることは変わらない。
その小さな命を支えるのみ…である。