前日、獣医師から…重い病気の可能性を示唆された六実さん。
翌朝の状態次第では、開腹手術による内臓検査の必要性もある…と、説明にあった。
開腹は、避けたい…
小心者のぷあくんにあって、これほどの不安は背負いかね…深夜2時頃にふと目を覚ますと、そこからは眠ることが出来ず…悶々とした時間を過ごすのみとなり、シン…とした時間だけが、目の前を通り過ぎていった。
眠れぬ夜を過ごしたぷあくんは、午前5時に六実さんの所に行くと、すでにゴンチが傍らで様子を伺っていた。
どうやら、ゴンチはゲージの隣の部屋のソファーで夜を明かしたようだ。
ゲージから出てきた六実さんは、さすがに元気はないが、いつものパターンを踏襲するようにゴハンの場所まで歩いてきた。
恐る恐る…朝ゴハンをセットする。
朝ゴハンは、前日に病院からもらった消化の良いドライフードの試供品だった。
これ…
初モノの食べ物には警戒心の強い六実さん…
朝ゴハンを食べてくれるかどうかが、この日の運命の分かれ道だけに緊張の瞬間だったが、なんとか完食してくれたのだった✨
前回の退院後もゴハンは食べてくれたが、その時よりはるかに嬉しい瞬間だった…
その後、造影剤入りのドロドロ💩とオシッコを完了すると、一旦ご休憩と相成る☺️
数時間後…少し気楽になったココロを以て六実さんを抱え、病院へ連れて行く💨
不安げな六実さん…
いつもなら落ち着きなく動き回るのだが、この時はぷあくんの膝の上でうずくまる時間が長かった。
やはり、カラダはしんどいようだ💧
病院で今朝の状態を説明すると、獣医師もホッとした様子で今後の対応を説明してくれた。
獣医師曰く
「ゴハンを食べたなら、ひと安心。一体何だったんだろう。もちろん開腹は必要ない。消化器系の病気の可能性は否定できないまでも、すぐに具体的な投薬治療を始めるより、少し様子をみた方が良いだろう。一週間後にまた血液検査をして、その結果で判断するのが賢明であろう。」
最も期待した診断だった✨
このぷあ家のかかりつけ獣医は、施術や投薬には慎重であり、極力様子見を推奨して、決して不要な検査や処置はしない。
菜々が最期を迎える時も「天寿は静かに飼い主の元で…」と、無意味な延命処置には終始否定的であった…
ゆえに、信頼に足るのだ。
この日も…六実のカラダを一通り目視しただけで、検査もなく、診察料も取らなかった。
病院を出て、トコトコ歩く🐾
オシッコも済ませ、ホッと一息💦
まだ元気はないが、痛いところや苦しいところは…なさそうだ…多分💧
帰宅して…新しいお布団で横になる六実さん…
全快までの道のりは長そうである…
まだまだ…油断してはならぬ。
世の中を騒がす…緊急事態宣言のゴールデンウィーク。
ぷあ家においては、別の緊急事態宣言が発令された次第だが、皮肉なことに大型連休という最高のタイミングであったといえよう。
この連休は、全てを六実さんに捧げる所存である。
前日の夜…5月にも関わらず、富士山に雪が降った。
病院までの道のりでは寒々しく感じた冬山…
今は…美しい秀峰として輝いて見えるのだった✨
-おしまい-
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