桜の花が散り始めた頃…
その花弁のように静かに…またひとり、かけがえのないパグが虹の橋へと旅立った。
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その子は…パグ仲間「静岡組」創立当時から中心的な存在である「ネネママ&パパさん」の愛娘「ララさん」享年15歳。
「静岡組」を、長年に渡って見守り続けてきた大黒柱パグが、またひとり…先輩パグ達の元に旅立って行った。
同居する世紀の美パグ「あかりん」との初対面の時にも、時の流れに身を委ねて静かに命を繋いでいた。
あたしゃ…もう、年でのぅ
その日のララさんは、晩年の菜々のように…小さな命の火を細々と灯していた。
カラダを病気に蝕まれても苦しまないように、緩和ケアだけを受けて、そしてそれ以上にネネママ&パパさんの愛情に包まれ…ただ安らかに日々を過ごしていた。
元気印の「あかりちゃん」をよそに、クターっとするララさん…
ひっそりとした背中👀💧
しばらくすると、地に這いつくばるように…
あの…生きてますか？
その数時間後には、泥酔した生き物が…
お前もな…😒
最後に「ララさん」に会ったのは、昨年の11月のバーベキューだった。
芝生の上で勇壮に直立するララさん
「静岡組」のみんなと戯れるララさん
ゆっくりと時間を噛みしめ、生きて…そして旅立った。
新しい命が舞い降りることは、喜びであり幸せなことである。
そして、慈しんだ命の灯火が消えることも、為すべき事をし尽くして迎え入れる「大切な時」である。
溢れるほどの愛情を受けて…幸せに旅立つ愛犬を、人間の涙で不幸せにしてはならぬ。
涙の雨が上がり、晴れ間が見えたその時…初めて虹の橋が現れるのかもしれないのだから…
菜々…そっちでも、ララさんと仲良くね…
－おしまい－
※本ブログで発生した収益は、すべて「出逢いの森」等の保護犬愛護団体に寄付いたします😉
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