六実さんには、数々の前科がある。
5歳になる今でこそ、若干落ち着いてきているものの、過去には被害総額数万円に上る悪行を繰り返してきた。
過去、最も重い罪を犯した時の顛末を振り返ってみよう。
ある休日の静かな昼下がり、突然この世のものとは思えぬ怒号が家中に響いた。
もちろん、ゴンチの声である。
慌ててぷあくんが駆けつけると、そこには凄惨な状況となっていた。
ゴンチのお気に入り音楽の入ったUSB
広範囲に散乱していた…
挙げ句の果てに、ぷあくんがゴンチにプレゼントしたメガネも…
イヤホンと共に餌食となった…
確たる犯行現場が…
これらの証拠物件をもとに指名手配された当時3歳の六実さんは、ゴンチとぷあくんの包囲網により即刻逮捕と相成った。
逮捕の瞬間😆
このあと、検事兼裁判官・ゴンチの前に引き出された容疑者・六実さんは、神妙な面持ちで罪状を認めるに至った。
ごめんなちゃい…
鬼検事兼裁判官・ゴンチは、当初「死罪」を検討していたが、仏弁護士・ぷあくんの擁護(ワイロ)を聞き入れ、大幅に減刑した判決を言い渡したのであった。
-判決-
被告人・六実を「週に一度の肉缶を一回抜きにする刑(懲役1週間)」に処する。
こうして、六実さんの裁判は結審した。
そして、数分後…
ばりばり…
あ・・・
喉元過ぎた六実さんに反省の色はなかった…
-おしまい-