菜々は幸せ者である。
いま、菜々は静かに仏間で眠っている。
たくさんの花に囲まれて…
まるで天国のように美しく清らかな花が、枯れてしまった菜々の身体を瑞々しく彩っている。
ありがたいものだ…
菜々との別れ。
それはゴンチとぷあくん、そして六実だけでは耐えきれない非情な重さの現実である。
しかし、パグ仲間達の菜々を想ってくれる心が確実に支えになって、ぷあ家が前に進む力となっている。
また、SNSを通じて届く多くの言葉も、すべて菜々に伝え、そして残された者の力にもなってくれている。
感謝しか、ない…
菜々の面影を思い出さない日はないが、それは菜々の思い出に縛られているのではなく、菜々と共に生きている証しと捉えて歩いて行こうと思う。
これからも、菜々に関して書くことはあるだろうが、それはウジウジした後ろ向きの言葉であってはならない。
ぷあくんにしか語れない、菜々から学んだ教訓を…人の役に立つ、愛犬と共に幸せに生きるためのヒントを綴ってゆかねばならぬ。
色とりどりの、美しい花に囲まれた菜々を見つめて…そう思った。
そうしてくれると、嬉しいな♪
ぷあ家よ、前に進むべし!