昨日、菜々は空に昇って行った。
この一部始終については、まだ言葉に出来ないので、日を変えて綴ってみたい。
今回は、菜々を最後の点滴のために病院に預けた後、思い出の場所へ足を伸ばした時のことを綴っておきたい。
菜々を預けた後、一人になるのが嫌だったので、実は六実さんに同行してもらっていた…😅
-富士山さくらの園-
芝生のキレイな広場
「富士山さくらの園」は、富士宮登山道への道沿いにある広場で、市の花である「フジザクラ」をはじめとした開花時期の異なる全国各地の桜がたくさん植えられている。
約200本の桜の樹がある
駐車場やトイレも完備されているので、桜の季節には多くの花見客でにぎわうスポットなのだ🌸
実は、六実が我が家に来てから、初めて外を散歩したのがこの「富士山さくらの園」だった。
ヨチヨチ歩きの六実さんに、元気いっぱいの菜々さんが、この美しい芝生の上を走り回ったものである…
この日は猛暑で、しかも平日だったため、完全な貸し切り状態だったので、本当はしてはいけないノーリードを試みる😁
それいけ六実💨
ひとしきり、六実を芝生の上を走らせた後は、木陰の散策道を二人で歩いた。
てくてく
六実は前になり後ろになり…一緒に歩いた
蝉が鳴いていた…
地上での僅かな命を懸命に生きる蝉…
残り少ない菜々の命を重ねて、眺めた。
蝉の大合唱が青空いっぱいに、ぷあくんと六実を覆いつくすように鳴り響いていた。
六実は流石に暑いようで、ハァハァしながら付いてくるので、早々に駐車場へ戻ることにした。
広場から駐車場への小路の先には、富士山が居座っているはずなのだが、この日はご機嫌がよろしくないようで、姿を現してくれなかった。
この道を、何度も菜々と歩いた
その後、六実を傍らに車に乗り込み、なにをするわけでもなく帰宅した…
菜々が、いない…
この現実は、目の前に否応なく立ちはだかり、じわじわと身体を蝕む…
愛犬を失う…ということを、舐めていた…
寂しくて寂しくて…たまらない。
正直、もうブログなんかやめようと思っていた…
しかし、ゴンチの後押しと六実に支えられて、いましばらく続けてみたいと考えている。