パグは食いしん坊である。
オヤツの類いはもちろん、口に入るものであれば、とりあえずは咥えて食べ物かどうかの確認作業を怠らない。
それが一口サイズのオヤツであったり、大きくとも人の指で曲げ伸ばし出来る程度の固さであれば、与えておいても差し支えない。
しかし、動物の骨やそれに匹敵するほど固い加工品を与えるときは、十分に気を付けねばならぬ。
数年前、チーズを加工したとても固いオヤツを六実に与えていた頃のことである。
与えれば与えるだけオヤツを食べてしまう六実に手を焼いて、ぷあ家では固い加工チーズ製品を購入して、暇さえあればガリガリかじらせていた。
その残骸…
すると、ある日そのチーズに赤い跡が付いていることに気が付き、慌てて取り上げて、六実の口の中を覗いてみると、上の歯が根元から折れていたのだった。
当時の写真はないので、現在の様子だが…
ちょっと分かりにくい💦
図でいうと…
この部分である
六実は一生懸命に歯で固いチーズを削って、その破片を舐めて食べていたので、一番使う歯が折れてしまったのだ。
折れた歯は永久歯なので、二度と元には戻らない。
与えておけば、ずっとかじり続けていてくれるので、とても楽だったオヤツに依存した代償は、あまりにも大きかった😭
商品の注意書にも「長時間与えないように」「老犬や幼犬、歯の弱い犬には与えないでください」と明記されているので、ペットフードのメーカーに責任を問うのはお門違いだ。
パグの食に対する貪欲さを考えれば、歯を折るまでかじり続けてしまう危険性は、十分に想定出来たはずだった。
全ては飼い主の自己責任なのである。
固いものはオヤツに限らない。
犬は習性やストレス等で、なにかしら噛みたがることがある。
飼い主はオヤツの選択だけでなく遊具、さらには愛犬のストレス管理にも注意して、愛犬の事故を防がねばならぬ。
ちなみに…この固いチーズは電子レンジでチンすると、サクサク食べれるクッキーになるので、これなら歯の弱い犬に与えても大丈夫である。
こんな感じ…
六 実:パパ、それちょうだい💕
ぷあくん:いいとも🎵
愛犬に起こる取り返しのつかない事故は、一生の後悔につながる。
前もって防ぎ得る危険は必ず遠ざけ、くれぐれも油断せぬよう肝に命じねばなるまい。