まさか、文字通りの出来事を目の当たりにするとは思わなかった。
先日、ようやく涼しくなったのを見計らって、六実さんと夜の散歩に出掛けた時のこと。
薄白い街灯が細々照らす路地を、一人と一匹は仲良く並んで歩いていた。
六実は、ぷあくんの左横をチョコチョコ歩き、その先にガードレールがあるのは、わかっていた。
六実が、真っ直ぐ前を見ずに左方向を向きながら、舌を出してハァハァ歩いているのも、わかっていた。
「危ないな…」などとは全く思わなかった。
「ぶつかるかも…」とも思わなかった。
「六実の歩く先にガードレールがあるな…」としか思わなかった。
すると、数秒後…「カン！」という甲高い音が聞こえた。
六実は、何が起こったのかも分からず、ハトが豆鉄砲を食らったかのような顔で辺りを見渡すと、その後は何事もなかったかのように再び歩きだしたのだった。
どうやら、ガードレールの柱の部分に正面から接触したのだった💦
犬が、動かないモノに自分からぶつかるか？
可笑しくてたまらなかった。
帰宅すると、一部始終をゴンチに伝えて一緒に大笑いしたものである。
ただ、その後ひと騒動あった。
右目に白い跡が…
よく見ると、傷のようにも見える…
気がついたのは帰宅後しばらくしてからで、これには正直真剣に焦って、笑いなど吹き飛んでしまった😵💧
慌てて犬用の目薬を差して、動物病院の診療時間を調べたが、時すでに遅しで翌朝を待たねばならなかった。
そして、翌朝。
右目の白い跡はキレイに消えていた😅
なんか塗料でも付いたのだろうか。
とりあえず動物病院には行かず、数日間目薬を差し続けて様子をみたが、今日に至るまで異常は確認されていない。
今後も右目の注意は怠らないが、それ以上に六実の歩く先にも注意を怠ってはならぬ…と肝に命じることとなる出来事であった。
パグも歩けば棒に当たる…のである。
