犬は成長も早いが、老化も早い。
菜々は、正真正銘のシニア犬である。
しかも、口の中に大きな腫れがあり、獣医師が言うには、これがかなり痛みを伴っているとのこと…
左下唇に赤い腫れが…
上から見ると、腫れの大きさがよくわかる
当初の診断では歯肉炎と考えられていたが、もしかしたらもっと重大な病気なのかもしれない…
かつては「ゴハン」の言葉を聞けば、それまで寝ていても一瞬で飛び起きて、ギャワギャワ騒ぎだした菜々だが、今では何を言っても、動かざること山の如し…である。
なんでしょう…?
なんとか、ゴハンの座につかせるも、食器から直接食べられる量は半分にも及ばず、そのほとんどをゴンチが一粒づつ口の中に押し込んで与えるようになってしまった。
最近では、それでもなかなか食べずに吐き出してしまうことも多くなって、やむなく食い付きの良いジェル状のフードにからませて、なんとか飲み込んでもらうことも多い。
ドライフードを…
ウェットフードにからめて…
お願いだから、食べて…😭
…しかし
ここ数日は、全く食事を受け付けなくなり、昨日から点滴による栄養摂取を行っている。
腎臓の具合が悪いと水は異常に飲むが、食欲は激減すると獣医師から説明を受けたが、今の菜々がまさにその状態である。
腎臓の機能低下は、命に直結する…とも言われた。
点滴を打ってから、やや食欲を回復した菜々。
基本食を半分近く食べるようになった✨
これから、ゴンチとぷあくんは交代で仕事を休んで獣医に通う日々が始まる。
この生活がいつまで続くか分からないが、全て飼い主が望んで行うことであり、当然の義務なのだ。
先日、旅行先で菜々の16歳の誕生会を催した…
少し疲れた菜々は、母の腕の中で静かに眠る…
菜々にとっては騒がしいだけで、なんのことか分からなかっただろうが、飼い主にとっては最高の時間だった。
人間のエゴに付き合わせて、ごめんね…菜々。
菜々の命が続く限り…我が家は全力で、その命を支えるだけである。