先日、知り合いのパグが、虹の橋へと旅立った。
その子は菜々の実の妹の子、すなわち甥っ子にあたる親戚だった。
名前は、大吉くん(♂) 享年14歳。
5年前のプチオフ会で知り合い、菜々の親戚ということが判明するや、ゴンチが狂喜して交流を強要?したのを思い出す。
犬を飼うと、ネットの親戚さんサイトに登録して、愛犬の親戚を探してみることは多いが、大吉くんは、思いがけずリアルの世界で出会ってしまった、運命的な親戚だった。
ゴンチは「自分の娘(菜々)の妹の子供だから、大吉くんは自分の孫だ!」…と、よくわからない理屈を立てて、異常なまでに大吉くんを想い、気に掛けていた。
知り合ってからは、インスタを通じてお互いが気に掛け、共通する仲間内のオフ会では必ずといってよいほど一緒に参加して交流を深めた。
たくさんの思い出がフォトアルバムに収められている。
出会いのプチオフ会で初ツーショット
神奈川県で開かれたお食事会にて…
たくさんのオフ会に一緒に参加した
これが最後の顔合わせだったかな…
ちゃっかり六実も写り混んでいる💦
本来なら、菜々が先に送り出されて、虹の橋の前で後から来る大吉くんを出迎えるはずだった。
でも、神様はそうしなかった。
なぜか…
ゴンチがいないと、オロオロして全然ダメな菜々。
ひとりでは、虹の橋に辿り着けるかもわからない。
神様は、しっかり者の大吉くんを先に呼んで、後から来るヘタレな菜々を、虹の橋まで案内するよう計らってくれたのかもしれない。
菜々は16歳。
日に日に衰えて、いつ旅立ちの日が来てもおかしくない。
…でも
この先…菜々がいつ旅立っても、そこには大吉くんが待っていてくれている。
これ以上、心強いことはあるまい。
-虹の橋-
天国のちょっと手前に虹の橋と呼ばれる場所があります。
この世界で誰かと特に親しかった動物は死を迎えると、虹の橋に行くのです。そこには親しかった彼らのために用意された草地や丘があり、動物たちは一緒に走ったり遊んだりできるのです。
豊富な食べ物に水、お日様の光があり、動物たちは暖かく心地よく過ごします。
病にかかったり年老いた動物たちは皆、健康になって元気になります。
傷ついたり不自由な体になった動物たちも、また元通りになって力強くなります。
まるで、過ぎ去った日々の夢のように。動物たちは幸せで充実していますが、一つだけ小さな不満があります。
みんな、とても特別な誰かと、残してきた誰かと会えなくて寂しいのです。
彼らは一緒に走ったり遊んだりしています。しかし、ある日、一匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきらと輝き、身体はしきりに震え出します。突然、彼は群れから離れ、緑の草を速く、速く飛び越えて行きます。
彼はあなたを見つけたのです。
そして、ついにあなたとあなたの特別な友だちが出会うと、再会の喜びにあなたは抱き合います。
そして二度と離れることはありません。幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎます。
あなたは両手で再び最愛の友の頭をなで回します。
そして、あなたは信頼にあふれる友の眼をもう一度覗き込みます。
その瞳は、長い間あなたの人生から失われていたものですが、心から決して消え去りはしなかったものです。それから、あなたは虹の橋を一緒に渡って行くのです。
(作者不明)