ぷあくんの日々

人と犬が幸せに暮らすために役立つ情報を発信します。

愛犬の口内ケアの大切さを思う

犬を飼いはじめた頃は、何も知らずにご飯をあげて散歩して、遊んでオヤツをあげて1日が過ぎていった。
しかし、いざ愛犬に老化が訪れると、若い頃に必要なケアを怠ったツケが、しっかりと返ってくる。



我が家の長女・菜々は16歳。
8年前に出会った時の菜々は健康そのもので、誰よりも速く走り、ゴハンやオヤツはもらえるだけ食べた。

しかし、時は流れ、現在の菜々の身体は確実に衰え、もう立って歩くこともままならならい。
すでに不治の病にも蝕まれているだろう。


防ぎようのない病気は、確かにある。
しかし、一方で防げたかもしれない病気もあるのだ。

ぷあくんが菜々と暮らすようになってから、もう少し気を付けていれば防げたであろう病気を考えてみた。


現在、菜々の日常生活で最も支障があるのは、口の障害である。

菜々は過去に下の前歯が折れたのが原因で、下唇にポツっと小さな腫れがあった。

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ポツっ…

初めて見た時には気にもとめなかったが、15歳を過ぎた辺りから腫れがみるみる大きくなり、今では膿まで出てきて、ついには口が開かないほどになってしまった。

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ぐはぁ…


病名は、歯石が歯茎を侵食しての歯肉炎である。

原因は単純。
歯磨きによる口内ケアをしていなかったから…である。

食後に歯磨きをしなければ、犬も人間と同じように歯垢が付着し、数日放っておくと歯石になる。
長年その状態を放置すると、歯石は歯茎を侵食して炎症を起こし、やがて歯茎が崩れ歯は抜け落ちてゆく。

さらに老化が加わると、口内の雑菌への抵抗力が落ちて、炎症は拡大して口を塞ぐまでになる。

今の菜々が、まさにそれだ。


菜々の歯は、その多くが抜け落ちて、残った歯にも歯本体より大きな歯石が、天ぷらの衣みたいにへばりついている。

ひどいときには腫れで口が開かず、ご飯も満足に食べることが出来ない。
歯石除去の手術など、この年齢で出来るわけもない。
やむを得ずステロイドを投与して、なんとかしのいでいる状態だが、こんな薬物による対処療法が身体に良いわけはない。

すなわち、ジリ貧なのである…


すべては、食後の歯磨きを怠った報いである。


ぷあくんが、菜々と暮らすようになってから8年。
その間、しっかり口内ケアをしていれば、こんなことにはならなかったはずである。


その反省から、六実には毎日朝晩の食後には、必ず歯磨きをしている。

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問答無用❗


それであっても、今年5歳になる六実には、僅かであるが黄色い歯石が付いてしまっている…
なにもしなければ、その果ては容易に想像出来よう。




歯石は、手術でしか取れない。
そして、その手術には一般的に全身麻酔が用いられるため、そこには命の危険すらある。

世の中には、あたかも塗るだけ・食べるだけで歯石が落ちると喧伝する商品もあるが、それはないと思う…

歯石対策は、予防が第一なのだ!
口内の病気は、楽しては防げないのである。

犬の歯磨きは愛犬家の義務と断言して、この稿を締めることとしたい。




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