世の中は、愛犬家に優しくなりつつある。
かつては、名所旧跡娯楽施設のことごとくが「ペット同伴での入場はご遠慮ください」の看板を盾に、愛犬家の入場を阻んできたが、近年は説明書きの中に「ペット連れ可」の文字が確実に増えているのだ。
中でも、屋内で大勢の入場客でにぎわう水族館は、一昔前には犬連れなど考えられなかった。
しかし、時代は変わった。
今回は、愛犬家に超おススメの水族館を紹介させていただきたい。
-下田海中水族館-
伊豆半島の先っぽの港町・下田市は、江戸時代末期に黒船が着岸した場所として有名である。
この、海と共に生きる街には自然を利用した様々な観光施設があり、この水族館もそのひとつなのだ。
水族館本体のかなり手前に入場ゲートがある…
ようやく到着するも、この日の海は荒れていた。
海に浮かんだ水族館がそこにあった
山と海に囲まれたロケーションの水族館は、雨天にも関わらず大勢の観光客で賑わっており、入り口の脇ではウミガメが出迎えてくれた。
ウェルカメ❗
…早速入場を試みる。
さすがに館内では、犬はカートに乗せなくてはならぬ。
菜々さん専用のカートに、六実も無理やり押し込んでスタートである。
いくで~🦾
巨大水槽の迫力に圧倒される六実さん
下から見上げる眺めも素晴らしい✨
オヤジギャグに不快感をあらわにする六実さん💦
気を取り直して屋外に出ると、イルカショーが始まっていた。
遠くでよく見えない💦
一定間隔のタイムスケジュールでイルカショーが開催されるが、この日は海が濁っていて、イルカの演技も精彩を欠いていた。
聞くところによると、イルカは視力が悪いため、海水が濁ると演技にかなり支障が出るとか。
園内はいくつかのブロックに区切られていて、対岸の区域に侵入する。
ペンギンに目が釘付けの六実さん
丸々と太ったペンギンが、最近の六実に見えてしまい複雑な気分になってしまった。
再び気を取り直して、別ブロックの屋内に侵入すると、そこには…
なにもいないよ~
すると、なにかやってきた…
ぽよーん
アザラシだった。
またしても、六実と重なってしまう生き物を目の当たりにしてしまった。
ここまで、すでに2時間は滞在していただろうか。
地面に降りて歩けない六実さんが愚図り出してしまった。
早く帰ろうよ~
菜々さんも、すっかり沈没状態💤
やむなく出口方向へ向かうことにした一行だが、その途中にイルカとふれあうイベントが催されていた。
なんとも、しっかりしつけられているものだ。
飼い犬すらしっかりしつけられていないダメ飼い主のぷあくんは、猛省と共に下田海中水族館を後にしたのだった。
それにしても、改めて昨今のペット業界の隆盛に目を見張る。
水族館も、下田海中水族館に限らず、犬連れ可を標榜するところが結構あるようで、今後は更に犬連れファミリーの活動範囲は広がっていくだろう。
この潮流に水を差してはならぬ。
我々犬を飼う者一人ひとりが、ルールとマナーをしっかり守ることが、同時に愛犬の市民権を守るのだということを、忘れてはなるまい。
よかったらクリックしてね♪
にほんブログ村